こんな気持ちで取り組みたいとコンは思う。
薬師寺の大谷徹奘さんのメールマガジンから https://www.tetsujo.net/
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シリーズ「気になる言葉」 その51 「役目とお役目」
薬師寺では朝の勤行後に全員で食事を取ります。
メニューは「茶粥」と「寿吉屋の薬師味噌」・「梅干」などです。
茶粥は若い僧侶が当番で炊きます。同じお水、お茶、お米なのに、思わず『美味しそう』と声が出そうな時もあれば、見た目だけでよそう量を『少しにしよう』と躊躇する時があります。この差は一体どこから生まれてくるのでしょうか。
これを解くカギが「役目」の受け止め方にあると思います。
「役目」とは人から命じられた仕事、つまり「やらされ仕事」です。しかし、最初はそうだとしても、自らがそこに意義を感じ、「役目」の前に「お」を付けて「お役目」と感じたならば「与えられた尊い勤め」になります。
これはお粥当番だけでの話ではありません。全ての勤めに向かう姿勢です。
若い頃は「役目」としか思えなかったことも、『せっかくのお役目だから』という心が無意識の内に働きだす。この心づくりこそが「修行」なのだと強く感じています。合掌
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